カーテン アガサ・クリスティー
早川書房
ポアロの最後の事件。これはなかなか手の込んだ推理小説。カーテンの意味は?最後にわかります。オッと、表紙をあまり見ないこと。
登場人物
エルキュール・ポアロ(ベルギー、私立探偵)
私(ポアロの親友)=モナミ・ヘイスティングズ大尉。私の妻は亡くなってアルゼンチンに。息子の一人は海軍、もう一人は結婚してアルゼンチンで農場経営。娘のグレースは軍人と結婚し、インドにいる。
末娘ジュディス(風土病研究フランクリンの助手)。
ジョン・フランクリン博士(ジュディスの先生)
バーバラ(病弱なフランクリンの妻)
クレイヴン看護婦(独身・バーバラの看護婦)
ウィリアム・ボイド・キャリントン卿=準男爵(インドの行政官、射撃得意、アウトドア派、子供なし)→ジョン・フランクリン博士と友人。
アラートン少佐(女性にもてる危険な香りがする男)
エリザベス・コール(少しかげのある三十台の女性)、リッチフィールド。
ジョージ・ラトレル大佐(スタイルズ荘の経営者)。
デイジー(妻)
スティーヴン・ノートン(鳥研究)
カーティス(ポアロの使用人)
ジョージ(元ポアロの使用人)
エヴリン・ハワード(スタイルズ荘の怪事件の登場人物)で記述のみ。
ジョン・カヴェンディッシュ(死亡、私の旧友、彼の母はスタイルズ荘の元経営者)
メアリー(ジョンの妻)
ローレンスは妻子とともに南アフリカで暮らす
⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎の死因
アルカロイドーーフィゾスチグミン硫酸塩中毒
フランクリン博士の研究
カラバルマメーーフィソスチグマ・ヴェネノスチムーから採取できるアルカロイドの実験。フィゾスチグミン・アルカロイド、エゼリン、フィゾヴェイン、ゲネセリン、プロスチグミン。西アフリカの部族の審判の豆には二つの別個の種があり、どちらもフィゾスチグミン、ゲネセリンを含有しているが、二種目には別のアルカロイドを単離させ、このアルカロイドの作用で、他のアルカロイドの毒が中和される。
アラートンはスランバリルーバルビツール酸塩ー睡眠薬を持っている。
悪鬼のような老女が語るには、「スタイルズ荘の老婦人、イングルソープの奥さんーこの村の最初の殺人事件」
⚪︎⚪︎⚪︎⚪︎は密室の自分の部屋で拳銃で自殺。
⚪︎⚪︎⚪︎は心臓発作で死亡。硝酸アミルのアンプルはなかった。彼の残したものは、シェイクスピアの「オセロ」。アーヴィンの「ジョン・ファーガソン」第三幕に、栞。